讃仰さんがう)” の例文
壇の四方を取卷く群衆信徒は、その數何千とも知れません。賽錢の雨を降らせ乍らドツと聲を併せて東海坊の修法を讃仰さんがうするのでした。
山にあふるゝ善男善女は、唯もう『あれよ/\』と言ふばかり、今は尊い修驗者に對する讃仰さんがうの夢も醒めて、さながのあたりに地獄變相圖を見るの心地。