“見性（けんしよう）” の例文

人称（よ）んで呑火和尚と云つた。即ち団九郎狸であつた。懈怠（けたい）を憎み、ひたすら見性（けんしよう）成仏を念じて坐禅三昧に浸り、時に夜もすがら仏像を刻んで静寂な孤独を満喫した。

閑山 (新字旧仮名) ／ 坂口安吾(著)

“見性”の意味

《名詞》
見性（けんしょう）

（仏教）迷いを見分け、本来の心性をきわめること。
(出典:Wiktionary)

“見性”の解説

見性（けんしょう）とは、人間に本来そなわる根源的な本性を徹見すること。性（しょう）は本来、煩悩に汚されることはなく、それ自体で清浄なものであり、この自性清浄心に気づくことを指す。
性（しょう）を仏性、法性、心性ともいうので、見仏性、見法性、見心性、あるいは見心見性、などと使用する。
(出典:Wikipedia)

見	常用漢字 小１ 部首:⾒ 7画
性	常用漢字 小５ 部首:⼼ 8画