西瓜燈籠すいくわどうろう)” の例文
藤間のお師匠さんの所へ通つて居た頃から云へば、五年ものち十歳とをか十一の時の夏の日に、父が突然私のために西瓜燈籠すいくわどうろうこしらへてやらうと云ひ出しました。どんなに嬉しかつたか知れません。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)