襤縷々々ぼろぼろ)” の例文
所が飯田橋いひだばしの乗換でふと気がついて見ると、窓の外の往来に、妙な男が二人ふたり歩いてゐた。その男は二人とも、同じやうな襤縷々々ぼろぼろの着物を着てゐた。
寒山拾得 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)