“被中炉”の読み方と例文
読み方割合
あんか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『おばあさん、吉蔵が眠そうにしているじゃあないか、早く被中炉あんかを入れてやってお寝かしな、かわいそうに。』
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
『そうかな。吉蔵もうお寝よ、朝早く起きてお復習さらいな。お婆さん早く被中炉あんかを入れておやんな。』
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
五十を五つ六つ越えたらしい小さな老母がくすぶった被中炉あんかに火を入れながらつぶやいた。
忘れえぬ人々 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)