“衒学（ペダントリー）” の例文

だが、とうていそれだけでは、儂とメフィストとの契約（パクト）が……。いや、恐らくいまに儂は、貴方の衒学（ペダントリー）さに嘔吐（へど）を吐きかけるに至るでしょう

黒死館殺人事件 (新字新仮名) ／ 小栗虫太郎(著)

偽悪、衒学（ペダントリー）……そういう悪徳は、たしか、私には重過ぎる衣裳でしたわね

黒死館殺人事件 (新字新仮名) ／ 小栗虫太郎(著)

“衒学”の意味

《名詞》
衒学 （げんがく）

学を衒（てら）うこと。ある事項／事象に関して知識があることを、必要以上に見せびらかすこと又はその物言い。特に内容のない事項について、さも重要であるかのように見せ、さらに発言者自身が重要性を有するように見せる技法の一つ。一般には「的」と結合し、形容動詞として用いられる。
(出典:Wiktionary)

“衒学（衒学者）”の解説

衒学者（げんがくしゃ、en: pedant）とは、論理の形式、厳密性、正確性などに過剰にこだわったり、学識をひけらかし傲慢な態度を見せるような人物のこと。
(出典:Wikipedia)

衒	漢検1級 部首:⾏ 11画
学	常用漢字 小１ 部首:⼦ 8画