蝦夷カイ)” の例文
ここに久延毘古とはクエすなわち蝦夷カイ族の男子の称で、山田の曾富騰とは山田の番人であろうとの事は、既に論じておいた。
久延毘古のみがその素生を知っておったという少彦名命は一にクシの神とあって、クシすなわち蝦夷カイの神にますことも既に論じた(同上七頁以下)。
そして邦人の最初に接した谷の者は、実に本邦原始住民たる蝦夷カイの族であった。