蜩蝉ひぐらし)” の例文
類聚るゐじう大補任にも諸家が麥の耕作に熱中することや時鳥の事のほかに「十二月十八日、きり/″\すの啼くのを聞いた」とあり、立川寺年代記には「冬空なるに蜩蝉ひぐらし鳴く」とあつて
折々の記 (旧字旧仮名) / 吉川英治(著)