處刑臺しおきだい)” の例文
新字:処刑台
「惡い者ばかり居るとは限らない——と親分が言つたのは本當ですね。危ふくお谷婆さんがお處刑臺しおきだいに上げられるところぢやありませんか」
背負つて、お處刑臺しおきだいに載つかるのはどう考へたつて智惠が無さ過ぎるよ、今晩一と晩だけ越せば天下泰平さ
「飛んでもない、馬吉一人の罪ぢやありませんよ。——あつしも相談に乘つたんだから、一緒に縛つて下さい。——仲よくお處刑臺しおきだいに並ばうぢやないか、なア、馬吉」
お前は默つてゐさへすれば、宜いつもりだらうが、默つて居ると、婆やのお篠を殺した罪を背負つて、處刑臺しおきだいに、その綺麗な首をさらすかも知れないよ。それも承知だらうな。
「覺えてゐやがれ、そのガン首をお處刑臺しおきだいの上にさらしてやるから」