蘭奢らんじゃ)” の例文
半七は会釈して又ひと膝すすみ出ると、行者の衣にはなにかの香がめてあるらしく、蘭奢らんじゃとでもいいそうな一種の匂いが彼の鼻にしみた。
半七捕物帳:26 女行者 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)