蘇民将来ソミンシヤウライ)” の例文
備後風土記逸文の蘇民将来ソミンシヤウライ臣旦コタン将来に宿を乞うた武塔フタウ天神は、行きには一人だが、八年目の帰り途には、八人のみ子を連れて居たとあるから、群行である。
まれびとの歴史 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
次には其片手間に邪神アシキカミを睨み返すことゝなり、果は蘇民将来ソミンシヤウライ子孫とか、鎮西八郎宿とか言ふ様に英雄神の名に托して、高く空よりする者の寄り来るを予防した次第である。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)