蘇民の末は永く神の御庇護ひごを受けたということになっていて、現に今でも国々の天王社てんのうしゃまたは祇園さんのお社から、授けられる疫病けの守り札には、蘇民将来子孫也そみんしょうらいのしそんなりという文字を
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)