“藤掛”の読み方と例文
読み方割合
ふじかけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「御老職の藤掛ふじかけ三河守どのでよろしければ、寸時、お眼にかかってみようと仰せられるが、それでよろしくば」
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
藤掛ふじかけなにがしという日蓮宗にちれんしゅうの信者で、頭のはげた隠居さんが一そろい九冊ばかりの、あい色の表紙のついた、こころもち小形の和本を奥の戸だなからさがしだしてきて
力餅 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
いつにない藤掛ふじかけ三河守のあわただしい声がした。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)