“薀奥”の読み方と例文
読み方割合
うんおう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで自分の親友前野良沢まえのりょうたくと共にオランダの医者バブルにいて大いにその薀奥うんおうを究めようとしたのでした。
杉田玄白 (新字新仮名) / 石原純(著)
されど智育は現今の学校制度ほぼこれを尽す。技育は多く専門の修行に属し、しかもその薀奥うんおうに至りては教育以上にあり。美術の如き美文の如き殊に然りとす。こは必ずしも我関せざる所なり。
病牀譫語 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
これは後でわかった事ですが、峠宗寿軒の前身は、駿河大納言忠長するがだいなごんただながの臣で、本草学の心得があるのを幸い、京都に行ってその道の薀奥うんおうを極め、身分を隠して大塚御薬園を預かるまでに出世したのです。