“蓉裳”の読み方と例文
読み方割合
ようしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
叔は通称五郎、名は光恭、字は子礼、蓉裳ようしょうと号す。この年にはわずかに三歳である。鷲津氏の家にはこの他に益斎の弟又三郎というものがいた。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
鷲津光恭、通称五郎、字は子礼、蓉裳ようしょうと号す。天保四年八月一日に生れたので、安政五年には二十六歳である。蓉裳は江戸にあって昌平黌に入り、また藤森弘庵の彀塾こうじゅくに学んだのである。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)