葭戸際よしどぎわ)” の例文
思いがけなくそこの葭戸際よしどぎわには、銀杏返いちょうがえしのびんがほつれた、まだ頬の色の蒼白いお敏が、気づかわしそうに坐っていました。
妖婆 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)