葛城連峰かつらぎれんぽう)” の例文
血腥ちなまぐさい木枯らしの矢叫やたけびは、元日とても吹きすさんだ。低い冬雲の乱流する下、葛城連峰かつらぎれんぽうから飛ぶ粉雪の果て
日本名婦伝:大楠公夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)