“落慶式”の読み方と例文
読み方割合
らっけいしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『はい。十月十五日朝の御発輦ごはつれんで。……このたびは、金堂こんどう落慶式らっけいしきもおありなので、伏見の離宮に、ふた夜三夜みよは、お泊りとか、伺うています』
家々の面目として序列を誇り“尊卑分脈そんぴぶんみゃく系図”にさえそれが注記されたほどだったから、この日、天龍寺落慶式らっけいしきに、尊氏と直義の車に附随して行った諸大名も、みな列をかざり身を粧い
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)