“莫蓮”の読み方と例文
読み方割合
ばくれん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
決して大年増の莫蓮ばくれんを荷って行ける逞しさもまた知恵も備えた眼ではない。所詮は矛盾の多い性格の持主で彼女はあるだろう。
巴里の唄うたい (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
おとなしい錦子が、書くものや、うわつらだけではあろうが、なんとなく莫蓮ばくれんになって来た。美妙斎の影響だと、孝子は思わないではいられなかった。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)