茫洋ばうやう)” の例文
ゆき子が食堂へはいつて行つても、別に、ゆき子の方を注意するでもなく、ゆつくり孤独をたのしんでゐるやうな茫洋ばうやうとした風貌ふうばうをして、酒を飲んでゐる。
浮雲 (新字旧仮名) / 林芙美子(著)