花梨卓かりんたく)” の例文
小指の爪をおそろしく長くのばしてあるあるじ李鴻章りこうしょうは、赤い房のついている水煙管みずぎせるをくわえながら、花梨卓かりんたくひじをついて、女の顔の白さに、眼をほそめてた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)