色調しきちやう)” の例文
かれこの取り留めのない花やかな色調しきちやうの反照として、三千代の事を思ひ出さざるを得なかつた。さうして其所そこにわが安住の地を見出みいだした様な気がした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)