船蔵境ふなぐらざかい)” の例文
築山つきやまの辺からお船蔵境ふなぐらざかいの木立——または大殿の屋根から床下に至るまで、弦之丞をたずねる武士が、今や、右往左往に入り乱れて見える。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)