船待ふなまち)” の例文
にわかに、埋地うめちの闇や水明りの船岸ふなつきに、ワラワラと人影がうごき出す中を、一散に、船待ふなまち小屋へ目がけてきたのは、竹屋三位卿。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
船待ふなまちにしては長過ぎるし、多少寝たには違いないが、絶えず気を張っているので、頭も鈍重どんじゅうになっているところへ、船出祝ふなでいわいに出された酒も少しは飲んでいたので、思わず、居眠りも出たというわけ。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と宅助は、ムリにお米を船待ふなまち小屋へ連れこんだ。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)