興長おきなが)” の例文
慶長十七年四月、小倉へ来た武蔵は、細川家の重臣、長岡佐渡ノ主興長おきながを訪うた。興長は父無二斎の門弟である。そして
巌流島 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
長岡興長おきながの邸に参会のあった時、武蔵は箱段を上らんとして足元よろめき、はかまの腰に手をかけて力を入れ、みずから
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)