自用車じようしゃ)” の例文
或る人の書いたものの中に、余りせちがらい世間だから、自用車じようしゃを節倹する格で、当分良心を質に入れたとあったが、質に入れるのはもとより一時の融通を計る便宜べんぎに過ぎない。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)