自恃じぢ)” の例文
いやが上にも陰性になつて仲間から敬遠されることも意に介せず、それは決して嘗ての如き虚栄一点張の努力でなく周囲を顧みる余裕のない一国いつこく自恃じぢ緘黙かんもくとであつた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)