自土即浄土じどそくじょうどと観じさえすれば、大歓喜だいかんぎの笑い声も、火山からほのおほどばしるように、自然といて来なければならぬ。おれはどこまでも自力じりきの信者じゃ。——おお、まだ一つ忘れていた。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)