腔裏こうり)” の例文
そして、この大氷塊の腔裏こうりに今なお、こうした熱気があってほとばしるのを、眼のあたり見て、今さらのように、悠遠、微妙、かつ神秘なる……造化の規模を痛感し讃嘆することが出来るであろう。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)