脈搏プルス)” の例文
体温表のうへでは、脈搏プルスと熱の線が、よりの戻つた、赤青なひ交ぜの縄のかたちで、即いたり離れたりしながら、絡みあつてはてしがない。その交叉点で、眼に観えぬ生命の火花が、ぱちりと、散る。
独楽 (新字旧仮名) / 高祖保(著)