ただ、あまり僕の立っているところが高いので三階から下まで急転落下きゅうてんらっかしそうな脅迫観念きょうはくかんねんとらわれたので、首を引っこめると、念のために二階へ降りてみた。
階段 (新字新仮名) / 海野十三(著)