“胆沢城”の読み方と例文
読み方割合
いざはじやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東北の蝦夷えぞ(アイヌ)を征せしめられたが、田村麻呂の武威は精悍な蝦夷を各地に破り、胆沢城いざはじやう(岩手市南部)、志波城しばじやう(盛岡県南方)を築いて、大いに皇威を輝かした。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
平安時代になつて、坂上田村麻呂が遠く北へ進んで蝦夷の根拠地をうち破り、胆沢城いざはじやう(今の岩手県水沢町附近)を築いて鎮所となしたとあるが、津軽まではやつて来なかつたやうである。
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)