血性けつせい大雅に過ぐるもの、何ぞ進歩の遅々たるに焦燥せうそうの念無きを得可けんや。唯、返へす返すも学ぶべきは、聖胎長養せいたいちやうやうの機を誤らざりし九霞山樵の工夫くふうなるべし。(二月七日)