すき)” の例文
最後の一すきの土を墓穴へかぶせてしまって、お終いの挨拶がすむと、父子おやこはゆったりした歩調で家の方へ帰って行ったが、その一歩一歩がひどく大儀そうであった。二人とも無言だんまりで歩いていた。
(新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)