義経寺ぎけいじ)” の例文
「登つて見ようか。」N君は、義経寺ぎけいじの石の鳥居の前で立ちどまつた。松前の何某といふ鳥居の寄進者の名が、その鳥居の柱に刻み込まれてゐた。
津軽 (新字旧仮名) / 太宰治(著)