義父とっ)” の例文
「お義父とっさんこそ、百姓もしないで、馬市でばくちしたり、お酒のんだりしないがいいよ。よその人がみんな、おっ母が可哀そうだっていっているぜ」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お義父とっさん、おらを、奉公にやってくれ。おら、こんな家にいるより、奉公に行きてえや」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おや。弥右衛門とこの小猿だね、おまえ。ああお父さんは死んで、村の筑阿弥が、次のお義父とっさんになったんだってね。——こんど家へ奉公に来たのかい。よく働かなくちゃいけないよ」
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)