美女いゝおんな)” の例文
何もずぬけて美女いゝおんなではないが、一寸男惚おとこぼれのする愛らしい娘。新吉の顔を見てはにこ/\笑うから、新吉も嬉しいからニヤリと笑う。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
年が廿一で美女いゝおんなだねえ、それがお前の所へ嫁にきたい遣りたいと云って、藤野屋の旦那が縁側へ手をついて、お前さんに媒妁なこうどを頼むといって、どうも美女いゝおんなだ、お前に見せたいよ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
多「藤野屋の娘は己見た事はあるが、美女いゝおんなだ、全くそう云うのか」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)