縁臺碁えんだいご)” の例文
「八五郎親分は、宵から見張つて居ましたが、ちよいと、縁臺碁えんだいごを覗く隙にやつたんで、災難と申す外はありません」
御用聞の錢形の平次は、子分のガラツ八こと八五郎を相手に、秋の陽ざしの淡い縁側、軒の糸瓜へちまの、怪奇な影法師かけぼふしが搖れる下で、縁臺碁えんだいごを打つて居りました。