“縁側伝”の読み方と例文
読み方割合
えんがわづた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでいて腹の中では何だかその事が気にかかるような人間だったのです。お嬢さんはすぐ座を立って縁側伝えんがわづたいに向うへ行ってしまいました。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自分が暗闇くらやみで帯の音を聞いているうちに、下女は古風な蝋燭ろうそくけて縁側伝えんがわづたいに持って来た。そうしてそれを座敷のとこの横にある机の上に立てた。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)