“緩和薬”の読み方と例文
読み方割合
バルサム100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、青年から親しく口を利かれて見ると、美奈子の寂しく傷いてゐた心は、緩和薬バルサムをでも、塗られたやうになごんでゐた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
美奈子は、口のうちつぶやくように答えた。が、青年から親しく口を利かれて見ると、美奈子の寂しく傷いていた心は、緩和薬バルサムをでも、塗られたようになごんでいた。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)