紫虚上人しきょしょうにん)” の例文
前々から聞いていたことだが、錦屏山きんびょうざん岩窟いわあなにひとりの道士がいるそうな。紫虚上人しきょしょうにんといわれ、よく占卜せんぼくを修め、吉凶禍福の未来を問うに、掌をさすようによくあたるという。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)