紛争ごたごた)” の例文
旧字:紛爭
国内に未だ紛争ごたごたが絶えぬ故、今暫く猶予され度い、と、取敢えず使を以て言わせたが、其の使者と入れ違いに衛の太子からの密使が晋に届いた。
盈虚 (新字新仮名) / 中島敦(著)
彼は高子の身内の一人で、順一たちの紛争ごたごたの頃から、よくここへ立寄るので、正三にももう珍しい顔ではなかつた。
壊滅の序曲 (新字旧仮名) / 原民喜(著)
彼は高子の身内の一人で、順一たちの紛争ごたごたの頃から、よくここへ立寄るので、正三にももう珍しい顔ではなかった。
壊滅の序曲 (新字新仮名) / 原民喜(著)