糂粏甕じんたがめ)” の例文
「後生願わん者は糂粏甕じんたがめ一つも持つまじきもの」とは実際だ。物の所有は隔てのもとで、物の執着しゅうちゃくは争のである。儂も何時しか必要と云う名の下に門やら牆やら作って了うた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)