“粉堞彫墻”の読み方と例文
読み方割合
ふんてふてうしやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鏡の如き蒼海を脚下に見、カプリの島の外遠くかけりて、夕陽の雲の奧深く入りしときは、忽ち粉堞彫墻ふんてふてうしやうの前に横はるを見て、これは何ぞと問ひしに、少女答へて、母君の築き給ひし城よと云ひぬ。