籠目崩かごめくず)” の例文
思い切って大柄な籠目崩かごめくずしのところどころに、はぎと、撫子なでしこと、白抜きの波の模様のあるもので、彼女の持っている衣裳の中でも、分けて人柄にまっているものであったが
細雪:03 下巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)