篠塚力寿しのづかりきじゅ)” の例文
京都祇園の生れ、篠塚力寿しのづかりきじゅ(本名、後藤りき)が、父に伴われ名古屋に来たのは天保十四年の頃、彼女十七歳の時、これが篠塚流を以て名古屋の花柳界舞踊を風靡ふうびした一人。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)