笠守稲荷かさもりいなり)” の例文
恐ろしく調法にできた女で、流行はやりものなら何でも信心する。一としきり笠守稲荷かさもりいなり様に凝っていたが、その次は巫女みこの口寄せに凝って、円山のお穴様に凝って、近頃は近所の不動堂に日参だ。
銭形平次捕物控:130 仏敵 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)