窻側まどきは)” の例文
私はただ独り薄明うすあかり窻側まどきはに坐つてれからんだ神経の絹糸のもつれをときほぐし、或は冷たい硝子のフラスコのそのたよりない皮膚の上をつつましやかに匍ひ廻る小さな細蟻の感覚に心をあつめ
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)