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穴太
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アナホ
ふりがな文庫
“
穴太
(
アナホ
)” の例文
ともかくも、祖先伊勢新九郎の出身は、宇治の山奥、田原であつて、其家は
穴太
(
アナホ
)
であつたらしくもある。此が伊勢の関まで出てゐたのであらう。
ごろつきの話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
此は、大津東町に処を移した
穴太
(
アナホ
)
の猿部屋の信仰である。日吉山王の神猿が、神馬の口添ひとなつて、神の伴をすると考へた為である。神馬に禊ぎをさせるのも、此猿である。
河童の話
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
我々が穴師部——或は
穴太
(
アナホ
)
部——の物語と称へてゐる所の、幼弱なる男女の貴人の、棄てられて水たまる道に仆れ死んで、転生する物語なども、彼等が行うた山の聖水の禊ぎと
日本文学の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
穴
常用漢字
小6
部首:⽳
5画
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
“穴太”で始まる語句
穴太部
穴太村