稗蒔屋ひえまきや)” の例文
六月の日が照りはじめると、稗蒔屋ひえまきやや、風鈴屋や、金魚売、苗売の声が、ふし面白く季節を町に触れ流してゆくようになった。
田沢稲船 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)